古典的な時代劇で、悪代官と庄屋が結託し、高金利の貸付をして、借金のかたに娘をさらうという設定があります。

「お代官様、床の準備が出来ております」

「こ、困ります、止めて下さい！」

「止めてくれだと～、おめえは借金のかたに売られたんだよ、観念しやがれ～」

と、言うのが男のサディズムの源だと思う。

間一髪、生娘が犯されると思う、その時、天井裏から正義の白忍者が現れる。

「まて～、この悪代官、我ら正義の女忍びが成敗してくれるわ！」

と、言うのが女のサディズムの源だと思う。

サディズムを抱えている女など、男の希望的妄想の産物で、実際には居ない、だから、女王様という方は、職業上の演出をしているだけだ、と、一般的には思われているようです。

僕は、そうは思いません。

濃い薄いはあるかもしれないけれど、サディズムを抱えていない女は、女王様を出来ないと思います。

世の中の男は、単純に上の悪代官みたいな者をサディストだと思っているのだと思う。

正義の使者でも、悪者を叩きのめしている時はサディストになっているのです。